原発性高脂血症について
原発性高脂血症とは、主に生活習慣や遺伝によって引き起こされる原因不明の高脂血症のことです。
原因不明と言っても全くわからないのではなく、原因が多すぎて特定できないことから、原発性と言われています。
たとえば、遺伝が強く関係すると言われている家族性高脂血症も、詳しい原因は解明されていないため、原発性高脂血症の1つに数えられています。
一般的に高脂血症の治療は20歳過ぎてからと言われていますが、原発性高脂血症の場合、幼児や小児のうちから血中の脂質が高いケースが見られるため、早いうちから治療が必要となります。
原発性高脂血症の種類
原発性高脂血症にはいろいろな種類がありますが、特に日本人に多いのが『家族性高コレステロール血症』と『家族性複合型高脂血症』です。
家族性高コレステロール血症は、血中の悪玉コレステロール(LDL)を引き込むLDL受容体が生まれつき少ないことで発症する疾患です。
一方の家族性複合型高脂血症は、コレステロールと中性脂肪の両方がもともと高く、特に20代以降からコレステロールが高くなるタイプです。
家族性高コレステロール血症は日本人の高脂血症患者の約5%、家族性複合型高脂血症は約10%を占めており、国内の高脂血症の代表的な種類として知られています。
主な原因と治療法
原発性高脂血症は原因が複合化されている可能性が高いため、根本原因の特定は困難と言われています。
主な原因は遺伝のほか、偏った食生活や睡眠不足、運動不足など、主に肥満の原因となる生活習慣が挙げられます。
そのため、原発性高脂血症の治療は、肥満治療同様、食事や運動の改善を主とした生活療法と薬物療法が中心となります。
特に家族に高脂血症の方がいる場合は遺伝の可能性が強いため、両親が高脂血症の場合、若いうちから定期的な検診を受けることが大切です。



