高脂血症について
高脂血症とは、血液中の脂質が異常に多い状態のことです。
2007年7月から『脂質異常症』と改名されており、男性では40~50代に最も多く、女性では50~60代くらいに多いとされています。
もともと日本人は血液中の脂質であるコレステロール値が低いほうでしたが、近年は食の欧米化により、患者が急激に増えたと言われています。
日本人の死亡原因の第1位はがんですが、2位の心疾患と3位の脳卒中は、高脂血症によって引き起こされる動脈硬化が原因の多くを占めています。
高脂血症の元となる脂質
血液中に存在する脂質は、中性脂肪とコレステロール、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類に分類されます。
このうち、中性脂肪とコレステロールは健康体の維持に必要な物質で、それぞれエネルギーや細胞膜の材料として利用されますが、余分なものは血液をドロドロにしたり、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されます。
そのため、中性脂肪とコレステロールの数値が通常よりも高くなると、高脂血症と診断されます。
高脂血症の分類
高脂血症は、代表的な高コレステロール血症と高中性脂肪血症のほか、高LDLコレステロール血症と低HDLコレステロール血症の4つに分類されます。
高コレステロール血症は血液中の総コレステロール値が220mg/dl以上を超える場合をいい、生活習慣などで引き起こされる高脂血症のほとんどがこのタイプになります。
一方の高中性脂肪血症は血液中の中性脂肪値が150mg/dlを超えるケースをいい、肥満の方に多いタイプです。
いずれも動脈硬化を進行させて、脳卒中や心筋梗塞、狭心症などを引き起こす原因となるので、注意が必要です。



