高脂血症の原因
高脂血症を起こす原因はさまざまで、複数の要因が重なると発症リスクが高くなります。
主な原因としては、遺伝や加齢、性別、生活習慣、病気などが挙げられます。
遺伝
家族(親族)に高脂血症の方がいると、発症の可能性が高まります。
遺伝が原因で起こる高脂血症を『家族性高脂血症』といい、500人に1人の割合で発症します。
家族性高脂血症は、遺伝的に悪玉コレステロール(LDL)の処理機能に異常がある場合に発症するリスクが高く、若くても動脈硬化を発症するおそれがあります。
加齢・性別
年齢を重ねると体が老化し、あらゆる機能が低下するため、高脂血症の発症リスクが高まります。
例えば、加齢によってコレステロールが増えるのは、肝臓のはたらきが低下するとともに、LDL受容体のはたらきが弱くなり、コレステロールが酸化されやすくなるためです。
また、女性の場合は、脂質代謝を調整している女性ホルモン『エストロゲン』が閉経を境に減少し、中性脂肪やコレステロールが増加しやすくなることが原因のひとつに数えられています。
生活習慣
高脂血症の最も大きな原因は、生活習慣の乱れです。
ここで言う生活習慣の乱れとは、脂肪分・糖分の過剰摂取や、肥満、運動不足、喫煙、過度なアルコール、ストレスなどが挙げられます。
中でも偏った食生活は高脂血症の最大の原因とされ、高カロリーやコレステロール・糖質の摂りすぎは中性脂肪とコレステロールを増やす原因となります。
また、運動不足になると代謝機能が低下し、中性脂肪が蓄積しやすくなって、肥満の原因にもなります。
そして喫煙は善玉コレステロール(HDL)を減らして悪玉コレステロール(LDL)を超悪玉に変えるはたらきがあり、高脂血症のリスクを高めます。
病気
甲状腺疾患や糖尿病、肝臓病、腎臓病などを患っていると、中性脂肪とコレステロールが増えやすくなり、高脂血症を引き起こします。
ただ、この場合は原因となっている病気が完治すれば高脂血症も改善されるため、早期治療が最大の予防策となります。



